Microsoft Officeを利用したCATシステム
本パッケージをご利用になりたい方は、まで、ご連絡ください。なお、本パッケージを利用して起こったいかなる不利益などに関して、作者は一切責任を負いません。なお、著作権などは、作者である菊地賢一にあります。
なお、詳細は、最新版の取り扱い説明書をご覧ください。
- 取り扱い説明書(適応型テスト版)
- コンピュータ適応型テスト(CAT)を行うことができるパッケージです。単純なCBTも行うことができます。
- 取り扱い説明書(簡易テスト版)
- 適応型でない単純なコンピュータテスト(CBT)を行うことができるパッケージです。
はじめに
本パッケージは、Microsoft Windows上で、コンピュータ適応型テスト(CAT, Computerized Adaptive Test)を行うためのものである。このシステムは、WindowsにMicrosoft WordとMicrosoft Excelがインストールされてさえいれば、CATを行うことができる。また、出題順序を固定したり、ランダムに出題するいわゆる単純なコンピュータテスト(CBT, Computer Based Testing)を行うことも可能である。
項目プール
テストを行うために必要なテスト問題と項目パラメータのためのファイルは以下の通りである。
テスト問題は、下のようにWordで作成する。一問につき、一つのファイルを作成し、問題形式としては現状では多肢選択形式の利用を想定している。このWordファイルのページ設定については、横の幅は、A4サイズ程度の幅で作成する。縦の長さは任意でかまわないが、1ページ以内で作成する。
項目パラメータなどの情報は、Excelで下のようなファイルを作成する。このファイルには、問題文のWordファイルのファイル名、選択肢の数、正解、項目パラメータを入力しておく。
このようにWordとExcelのファイルを用意すれば、CATを行うことができる。
実施例
本システムによるテストの実施例を、下に示す。問題文に対する解答をウィンドウの下にあるラジオボタンにより選択し、「次へ」をクリックすることで、次の問題へと進んでいく。
デモ用として、実施中に下のようなグラフなどを表示することも可能である。この機能を用いると、適応型テストにおける能力値の推定過程などを確認することもできる。
結果の分析
実施後の成績は、下に示すように表示できる。実施結果としては、出題した問題、受験者の解答と正誤、特性値の推定値と推定誤差の推移が、保存されている。
また、下のような0、1データのテキストファイルを出力することができる。
なお、すべての受験者の結果をまとめて、下のような0、1データのCSVファイルと、解答番号のCSVファイルを出力することも可能である。
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